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Face To Face No.21「踏まれても やがて花咲く 春は来るらむ」
46回生 天野里奈
竜が台中学卒
女子バレーボール部

神戸大学医学部保健学科
神戸大学大学院医学系研究科

東邦大学医学部看護学科
助教



ー22歳でママになるー
 いつも良い縁に恵まれ助けられてきた。両親、先生、友だちたち。感謝の気持ちで一杯だ。

 妊娠に気付いたのは大学3年生の時、21歳だった。同級生だった彼は現役で大学に合格していたので20歳。子ども大好きの天野さんにとって、「産まない」という選択肢はなかった。おそるおそる報告したら、両方の両親ともが「絶対に産みなさい」と励ましてくれた。少し躊躇していた彼がパパになることを決意したのも、両親の応援があったからかもしれない。

 出産の前日は助産コースの講義に出席していた。10分おきにやってくるお腹の張りに気付いて先生に伝えたら、「初産だから、生まれるまでにまだ時間があるでしょ。映画でも見てきたら?」と励まされ?さすがに映画は観ないで、ぶらぶらと散歩しながら帰宅。翌朝、女の子が産まれた。

 「助産師経験のある先生には素敵な助産院を紹介していただき、子育ての先輩である先生方から妊娠や出産についてもたくさんのアドバイスをいただきました。仲間からはお腹の子どもにたくさんの声がけをしてもらい、出産前日も『いってっらしゃい』と講義途中に送りだしてもらったのです

長女を抱く天野さん  




  

 
 
 長田時代は、バレーボールに打ち込む「部活バカ」。朝から自主連、筋トレ。ジャージのままで早弁して放課後はまた部活。スポーツ好きが高じて、スポーツトレーナーかスポーツ選手を心理面からサポートするような職業につけたらいいなと考えていた。一浪中に阪神大震災が起こり、「どうしても地元の大学に行ってほしい」という母の強い願いで、震災後のどさくさの中、医学部保健学科看護科を受験して合格。本当にやりたいことをするまでのつなぎの勉強・・。そんな風に考えていた天野さんだったが、母となって考えはがらりと変わった。


バレーボール部の仲間と卒業式に
 後列左から二人目が天野さん





 
 「かわいい娘のためにも、まず娘を養う力をつけなくては」
産後も実習先で搾乳し、看護師国家試験のためにわき目もふらず勉強。そして、先のことを考え、そのまま引き続き大学院に進学。実家の母が、全面的に協力してくれた。3年後、一足早く東京で就職していた夫の元へ。家族三人での生活がスタートした。

ー仕事と子育てー
 天野さんの専門は「小児看護学」。看護師として6年間の現場を経験したあと、今は助教として学部生に講義・演習を行っている。「小児看護は知識だけがあっても務まりません。特に赤ちゃんは言葉を話せないので、常に観察しながら、子どもとその両親に最適な看護は何か、自分で考える力が必要です」

 子育て真最中は、どうしても夫より自分の方が負担が大きい気がして、「いらっとする」場面も多々あった。そんな時、小児看護の基本「観察して行動の背景を考える」習慣は、自分の感情をコントロールするにも役立ったと思う。
 
「夫に対しては『察して動いて欲しい』という考えを改めて『どんどん役割をふる』ことにしました。うまくいっているかどうかは謎ですが」と笑う。

 「ママ、お仕事やめてお家にいればいいのに」と娘に言われたこともあった。寂しい思いをさせたかなとも思う。でも家の中では、時にはおもいっきり甘え、外では自立&自律する娘を見るとこれも良かったのかなと思う。今春は、そんな娘も高校生になる。

 パワフルな天野さんは「忙しいからと言って、子どもの学校の係や委員を引き受けないのはもったいない!」と言う。時間的に制約のある中でも、できる役割がきっとあるはず。地域とのつながりも生まれてくる。広報委員は天野さんが気に入っていた仕事の一つだ。「もともと写真が好きなので、運動会では腕に腕章をつけて、1000枚ほど撮りまくりました。どうやったら人の目にとまるデザインを作れるか、どうやったら伝わるか、そんなことを考えるのも本当に楽しい」 子どもが大きくなり、少しずつ手を離れつつある今は、かつてのママトモ・パパトモが大人同士の友人関係に変化しつつある。ここでも、やはり人に恵まれたと感謝する。

 天野さんは、今の仕事が最終ステージだとは思っていない。まだまだやりたいことがたくさんある。病院ではない場所で、子どもを看護する場を作れないか・・。そんなことも考えている。興味のあることには何にでもチャレンジしたい。「まだまだ目標の定まらないダメな大人です」。いえいえ、目標がたくさんある素敵な大人です!(^−^)(取材・文・写真 田中直美 2014年2月)


 看護師としてお仕事中の天野さん










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| comments(4)|
りな@46 (2014/02/21 9:30 PM)
野球部@35さま
本当ですね!細々とママさんサッカーやってますので、今度手合わせお願いします!
野球部@35 (2014/02/19 12:35 PM)
ええ話やね〜。長田から遥か彼方の東京で偶然のご近所さんなので、これからもご近所付き合いよろしくね。
りな@46 (2014/02/15 11:05 PM)
タニヤン@36さま
いや…お恥ずかしいかぎりです…。
でも、ありがとうございます!
またお会いできる日を楽しみにしています!
タニヤン@36 (2014/02/15 6:42 PM)
素敵な後輩とは思っていましたが、思わず涙があふれてきました。
まず受け止める。思い描く(悩む)。そして前に踏み出す。その繰り返しは果てしない未来に繋がる。
頭が下がります。









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