長田高校/神撫会東京の広場

兵庫県立第三神戸中学・長田高校OB・OG会
神撫会東京支部について
「Face To Face」:OB紹介(バックナンバー一覧)
神撫会東京支部へのご登録
神撫会東京支部 Topへもどる
リンク
創立100周年記念 東京支部企画
兵庫県が「出会い」をサポート
SEARCH
<< Face To Face No.2震災が転機となった我が人生〜Give and Giveを信条に | main | Face To Face No.4「気がつけば40数年を赤坂に生きて」 >>
Face To Face No.3「どの土地にもある日常。その中の魅力を見つけ出し伝えたい」 
46回生 安田絵美
垂水東中学校卒業
高校一年 水泳部
高校三年 写真部
株式会社
リクルートコミュニケーションズ

ー日常の先にあるものー

知らない街を歩くと、街の端まで行きたくなる。端まで行くと、更にその先へ行きたくなる。「会えたかもしれない人」「見ることができたかも知れない光景」への執着。それは、自身が「出会いの運」に恵まれ、人との深い出会いが数々あったからだろうと安田さんは思う。観光そのものではなく、その土地や人の素の姿に興味がある。高校一年生の時、「このまま電車にずっと乗っていたらどこまで行けるのだろう」と一人、車中の人となった。和歌山まで行き、街をぶらぶら歩き、広場のような場所で土地の人に焼いた貝をご馳走になった。「自分の日常の先にあるものも、人の日常なのだ」と知った。

ー父のカメラー
 長田に入学当初、周りは勉強もスポーツもできる人ばかりで「埋もれてしまった自分」を感じたと言う。「ついていくのが精一杯だったけど、でも何故か『なんとかなるや』とぼんやりしていました」高校三年生の時、押し入れで見つけた父親の一眼レフを使いこなしたくな
り、写真部に入部。高校最後の文化祭で、自分たちの写真を自分たちの思うようなレイアウトで飾り、「ああ、こういうことがやりたかったんだ」と思った。大学でも写真部に入り、バックパッカーとして海外を放浪した。「当時、学生たちに間では沢木耕太郎の『深夜特急』が話題でした。流行に流されたと言えますね(笑)」西欧を一周の後、中米、東南アジア、中国、旧ユーゴスラビア、バルト三国・・訪れた国は30を超える。

ーじゃらんー
 現在は、国内旅行情報誌「じゃらん」で、日本の様々な行政をクライアントとして、地方観光のプロモーション企画・制作による地域活性を考える。「地元の人が、自分の故郷を『誇れる場所』にすることが第一と考えています。その土地の魅力を、歴史から一緒に掘り起こし見つけ出すことが大切。現在は『便利であること』『おしゃれな雰囲気』に地方の生活もどんどんシフトしがち。でも、たとえばその土地の食材もそっけないほどのあっさりとした食べ方の中に、地方の魅力が隠れていたりします。砂浜に、ただシートだけを敷いて漁師さんが目の前で調理してくれた魚を食べる・・そういったものが今一番贅沢なもの・・・さまざまな地域でそういった飾り気のない体験を作ったり、それを地域外に広めたりするお手伝いをしています」
 
 企画を考え、アイデアを膨らませている時間がなにより好き。そして、それをクライントが「よくそんなこと思いついたねえ」と驚いてくれるとなお嬉しい。「まだ粗削りなアイデアでも、とにかく誰よりも先に出す」「主体となって矢面に立つ」「最後までやりきる」この三つを意識して仕事すると言う。「まだ自分には出来ていません。だから、このようになりたいと目指しているということです」

ーいつか神戸でー
 神戸を離れ東京に出てきて丸10年。生まれ故郷である神戸を外から見るようになり、「いつか神戸の役に立ちたい」という気持ちが芽生えてきた。現在はそのための修行の時間かも。安田さんは、今そう考えている。  (取材・文・写真 田中直美 2012年11月12日)

「Face to Face」今までの記事一覧へ
 http://nagata-tokyo.jugem.jp/?eid=54

| comments(0)|