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「Face To Face」NO.65「持てる個性を発揮する」


  高26回生

 陰山恭行(芸名 陰山泰)

 舞子中学卒

 剣道部(体を壊して途中退部)

 早稲田大学社会科学部

 役者

 

 

―「ひよっこ」ー 

 NHKの朝ドラ「ひよっこ」。1960年代の東京下町のトランジスタ工場の女子寮である乙女寮。その乙女寮食堂で、愛のこもったおいしい料理を作り、女工さんたちの楽しみ「コーラス」で、アコーディオン伴奏もしてしまう料理人、森和夫の役を務めていたのが陰山さんだ。

 

 「あのアコーディオンには苦労しました。母がピアノの先生をしていたので、ピアノは少々たしなんでいたのですが、アコーディオンは小学校で触って以来。『トロイカ』『見上げてごらん夜の星を』など、全5曲あったのですが、二ヶ月間、ひたすらアコーディオンの練習に明け暮れて、ものにしました」

 

―演劇研究会ー

 長田卒業後、2年の浪人生活を経て早稲田大学に進学した陰山さん。高校時代の友人が、高校卒業後「青年座養成所」に入団していたことから刺激を受け、当時の有名なアングラ劇団「赤テント」「黒テント」などを、大学合格後、入学前に観劇。入学後、すぐに早稲田の演劇研究会を見学に行ったことが、今の演劇人生の始まりだった。

 

 「当時の早稲田の演劇研究会では、卒業生でもある、綺羅星のような演出家がすぐ隣で活動していました。寺山修司さんや鈴木忠志さんです」。超一流の演出家の仕事を間近で観た衝撃と影響は大きかった。

 

「芝居を始めるなんて夢にも思わずに進学したのに、ここで僕の人生は大きく変わりました」

 

―持久力ー

 とりわけ、京都大学で三日間上演した「お手をどうぞ」での体験は大きい。シェイクスピアの「夏の夜の夢」を自分たちで再構成した作品だったが、観に来てくれた鈴木忠志さんは「つかこうへいさんよりおもしろいぞ」と評し、当時、京大生だった辰巳拓郎さんも「おもしろかった」と言ってくれた。現在、神奈川芸術劇場で芸術監督を務める白井晃さんは、「お手をどうぞ」を観て、入学していた立命館を辞め早稲田に入りなおしたほどだ。

 「学生演劇では、テクニックはまださほどないので、とにかく体全体を使って思いっきり走り回りながら自己表現を自由にやります。僕はその魅力にはまりました。役者という仕事は『万年失業予備軍』です(笑)。でも、この道に入ったことを後悔したことはありません」

 

 舞台とテレビでは大きくアプローチが違うと言う。舞台では練習を含め、長ければ数カ月、そのセリフを深める。テレビではセリフを覚えたら、リハーサル一回に本番一回。舞台は持久力、テレビは瞬発力だそうだ。

 

「僕は舞台から入っているので、舞台のアプローチが合っています」

 

―友ー

 長田時代は、学校の勉強机の横にいつもギターを置き、暇があれば弾いていた。上高地への修学旅行にもギターを持って行った。

 

 「当時の天敵は運動部のやつでしたね(笑)。でも、その天敵が、僕が演劇をやっているのを知ってからは、ずっと公演を観に来てくれているんです。大阪で公演するときは、長田の仲間が、つぎつぎと20名以上も来てくれることもあります」

 

 「僕は、早稲田で演劇を始めた時から、ある意味『長田ぽく』はない。一年生の時に同じクラスだった垣内君(現三菱商事社長)なんか、こいつ、なんでこんなに頭がいいだろうと感心してましたよ。彼の息子が早稲田で演劇をやっていた時は、垣内君に『ちょっと様子みてやってくれ』と頼まれて、全公演を観に行ってましたけどね(笑)」

 

―挑戦ー

 妻はバレーダンサー&振付師だ。料理は全て陰山さんが作る。それが気分転換になるし趣味でもあると言う。最近凝っているのはデミグラスソース。牛の骨とすじ肉からスープをとり、テールを入れて仕上げるまで、まる4日かかる。

 

 「役者は、毎日が勉強です。いつも新しいことに挑戦するのが仕事」。

 

「ひよっこ」で見せた包丁さばきは実生活。アコーディオンは新しい挑戦。

 

「自分の持っているポテンシャル(潜在能力)を生かすことを最優先して、自分を自分で大切に伸ばしていってほしい」これが陰山さんから現役長田生へのメッセージだ。

20179月 取材・写真・文 高28田中直美)

 

近日上演!「坂の上の家」

http://www.kpac.or.jp/event/detail_783.html

 

「ヘッドアップ」

http://m-headsup.com/

 

 

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編集後記

 

 記者と同じ28回生のT君が、京都大学での公演時に、農学部近くの水道で顔を洗いドーランを落としていた陰山さんの姿を鮮明に覚えているとインタビュー前に聞いていたのですが、まさかその公演が、陰山さんにとっても人生を左右するようなターニングポイントになる公演だったとは驚きました。それにしても陰山さんの若々しさにはびっくりです。若い役者さんたちと一緒に同じ舞台に立ち、体をはって新しいことにチャレンジを続けておられるからこそだと感じたことです。

 

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| comments(2)|
田中直美 (2017/09/12 5:29 PM)
三國谷先輩
いつもコメントをありがとうございます。今なお現役でご活躍とのこと、すばらしいです!垣内先輩にも、いつもお話を伺えればうれしいなと考えています。これからもよろしくお願いいたします。
三國谷 行忠 (2017/09/12 2:38 PM)
小生(14回生)は取引先が三菱商事/日本郵船のアクセスマリンを経営中で三菱商事OB諸兄とは今もゴルフ会/麻雀会が多い中 ”垣内威彦社長は高校の後輩だ!”と宣言した後はどこの馬の骨orピコ太郎etcの誹りが優秀一流高校出だ、、で評価一変(勿論上昇)干支で一回り若い(未)の垣内さんのお陰様で仕事上は明るい将来が続きそうなので老骨に鞭打って心臓稼働自己新記録を更に更新し続ける所存で頑張りまーす。 三國谷行忠・東京佃島









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